ヒブワクチン接種費用が一部助成されることになりました
b型インフルエンザ菌(Hib)は乳幼児に重篤な後遺症を残す恐れのある細菌性髄膜炎の主要な原因菌です。その予防にはヒブワクチンが極めて有効で、現在その接種が勧められています。このヒブワクチン接種に対し神戸市では今年度から接種費用の一部が助成されることになりました。
2010/07 【求人募集終了のお知らせ】受付事務員募集のお知らせ
【求人募集終了のお知らせ】わだ小児科クリニックでは、受付事務員の募集をしています。
2010/06 いびきと睡眠時無呼吸症候群
小児の睡眠中のいびきは、成人に較べて少ないとはいえよく訴えのある症状です。いびきは、鼻腔、口腔から咽頭、喉頭までの組織の振動音と気道の狭小化に伴う狭窄音と考えられています。小児のいびきの多くは鼻疾患による鼻閉を伴いますが、アデノイド肥大、口蓋扁桃肥大による気道狭窄も主要な原因とされています。いびきのある小児の一部に睡眠時に息が止まる睡眠時無呼吸が認められ、重篤な場合は検査や治療が必要となります。
2010/05 長引く咳の時は百日咳に注意しましょう
百日咳は激しい咳の発作を起こすことで知られていますが、必ずしも典型的な症状になるとは限らず、知らないうちに百日咳に罹っていることが少なくありません。特にワクチンの効果がなくなる年長児や成人にその発症が増えており、最近では発症数の1/3は15歳以上の年長者と報告されています。2週間以上咳が続く場合は、その原因の一つとして百日咳は常に考えておく必要があります。
2010/04 子宮頚癌予防ワクチンについて
子宮頚癌は、20〜30代の若い女性で発症率が高い女性特有の癌ですが、その原因は発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです。HPVは性的接触によって感染するため、感染前に子宮頚癌予防ワクチンをすることで、多くのHPV感染を防ぐことが出来ます。
2010/03 肺炎球菌結合型ワクチンが接種出来るようになりました
肺炎球菌は乳幼児に細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、骨髄炎など重度の感染を起こすことで知られています。この感染を防ぐためにワクチンが有効なのですが、今までは2歳未満の乳幼児に有効な肺炎球菌ワクチンが日本にはありませんでした。今回、新しい7価肺炎球菌結合型ワクチンが2010年2月24日より日本でも発売され、使用出来るようになりました。