令和2年度インフルエンザ予防接種のお知らせ
新型コロナウイルスの流行が続く中、今後のインフルエンザの発症も危惧されています。その予防のため令和2年度における神戸市行政措置インフルエンザ予防接種が始まります。今年度は例年より2週間早く令和2年10月1日より始まり、令和3年1月31日まで行われます。接種ワクチンは昨年同様A型B型合わせた4価のワクチンになります。
新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中、秋から冬は季節性インフルエンザの発症が危惧されています。その危険性を出来るだけ減らすためにも、インフルエンザ予防接種を受けることが勧められます。令和2年度における神戸市行政措置インフルエンザ予防接種は例年と異なり、令和2年10月1日より始まります。令和3年1月31日までが接種期間です。神戸市ではまだインフルエンザの発症は認められていませんが、今後いつ出るかは分かりません。コロナ対策でマスクの着用、手洗い、アルコール消毒の励行、3密の回避などが行われていますので、インフルエンザも例年よりは流行しづらいとは思いますが、出来るだけ予防する方がより安全と思います。 本年度のインフルエンザワクチンは、A型H1N1-pdm09(広東・茂南)、A型H3N2(香港)、B型2種(プーケット、ビクトリア)の4種類のウイルスからなる4価の混合ワクチンです。
神戸市行政措置インフルエンザ予防接種
接種対象者 | 神戸市に住民登録のある 6ヶ月〜64歳の者 ※ 6カ月以上1歳未満の小児に関しては、神戸市は効果の問題で積極的勧奨は行っていません。 | 助成対象者 | 満1歳〜12歳の小児 | 助成のない対象者 | 6ヶ月〜1歳未満の乳児、13歳以上の小児・成人 | 接種時期 | 令和2年10月1日 〜 令和3年1月31日 | 接種回数 | 6ヶ月〜12歳の小児 2回の皮下接種 13歳以上の小児・成人 1回の皮下接種
2回の接種は下記の間隔で行う 6ヶ月〜12歳 | 2〜4週間隔(3週〜4週間隔が望ましい) | |
| 接種量 | | 接種費用 | 1回目6ヶ月〜1歳未満、 13歳以上 |
5,000円 | 1歳〜12歳の小児(助成あり) | 3,000円 | 2回目 3,000円(多子世帯の場合は1,000円) | ※本年度は1歳〜12歳の小児で、多子世帯(18歳未満の児童が2人以上いる世帯)の場合は、2回目接種も2、000円の助成があります。母子手帳、健康保険証等での確認が必要です。
インフルエンザは毎年のように流行し、合併症としての熱性ケイレンや脳炎・脳症のように重症化する場合もありますので、注意が必要です。特に本年度は新型コロナウイルス感染の収束が当面見込めないため、インフルエンザとの同時期の感染が危惧されています。症状的には正確な鑑別は難しく、以前のように安易には検査も出来ません。インフルエンザが流行すれば、その対応は極めて難しくなるでしょう。そのためにも予防としてのワクチン接種は意味のあるものと思います。他のワクチンに比べインフルエンザワクチンの効果は必ずしも十分とは言えませんが、個人の予防ばかりでなく社会的な流行を防ぐという面でも有効なものと思います。 新型コロナウイルス対策はインフルエンザの予防にも十分効果のあるものです。上述のマスクの着用、手洗い、アルコール消毒、3密の回避はコロナばかりでなくインフルエンザからも身を守ることにつながります。また、規則正しい生活をする、きちんと食事をとる、睡眠を十分にとるといった日常生活の管理もこれからの季節、とても大切なことと思います。
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