2024/11
令和6年度インフルエンザ予防接種と弱毒化生インフルエンザワクチン(フルミスト)のお知らせ
令和6年度における神戸市インフルエンザ予防接種が令和6年10月1日から令和7年1月31日までの期間で行われます。接種ワクチンは例年通りA型B型合わせた4価のワクチンになります。このワクチンは不活化ワクチンですが、それとは別に令和6年10月から弱毒化生インフルエンザワクチン(フルミスト)の接種が始まりました。
インフルエンザは令和6年は春、夏に流行があり冬の流行だけではなくなってきています。しかし、秋から冬になり寒くなってくると例年通り季節性のインフルエンザが流行すると予想されます。新型コロナウイルス感染の流行時はインフルエンザの発症が抑えられこともありましたが、新型コロナウイルス感染が収まっている今年は代わりにインフルエンザの流行が起こりやすくなると思われます。
令和6年度の神戸市インフルエンザ予防接種は令和6年10月1日より始まり、令和7年1月31日までが接種期間となります。施行規則は以下の通りです。
神戸市行政措置インフルエンザ予防接種
接種対象者 | 神戸市に住民登録のある 6ヶ月〜64歳 の者
※6カ月以上1歳未満の小児に関しては、神戸市は積極的勧奨は行っていませんが接種は出来ます。 | ||||
助成対象者 | 満1歳〜12歳の小児 | ||||
助成のない対象者 | 6ヶ月〜1歳未満の乳児、13歳以上の小児・成人 | ||||
接種時期 | 令和6年10月1日 〜 令和7年1月31日 | ||||
接種回数 | ―6ヶ月〜12歳の小児
2回の皮下接種
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接種量 |
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当院での接種費用 | 1回目
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弱毒化生インフルエンザワクチン(フルミスト)の開始
令和6年10月から弱毒化生インフルエンザワクチン(フルミスト)が接種できることになりました。このワクチンは2003年からあるもので米国ではすでに広く接種されていますが、日本では認可されていませんでした。令和6年初めて日本で認可され令和6年10月から12月にかけて接種が可能になりました。両鼻腔内に0.1mlを1回ずつ注入することで注射では出来ない粘膜由来のIgA抗体が産生される利点があります。効果は1年近く持続すると言われています。ただ、生ワクチンの副反応として、接種後1週以内にインフルエンザ様症状が出る可能性があるのがリスクとなります。ただ、注射の痛みはなく1回だけの接種ですので小児にとっては利点があると思います。2歳〜18歳が対象で、費用としては7000円になります。今年度に関しては神戸市では助成はありませんので自費となります。
当院でのインフルエンザワクチンの予約はWeb、電話ですることが出来ます。生ワクチンであるフルミストに関してはWebでは出来ませんので、当院受付に直接あるいは電話(Tel:078-747-3150)でご連絡下さい。
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