2022/10
令和4年度インフルエンザ予防接種のお知らせ
新型コロナウイルス感染第7波の大流行もやっと終息の兆しが見えてきました。第7波はオミクロン株の流行だったため、9月末からはオミクロンBA.1株配合2価ワクチンの接種も始まっています。新型コロナウイルス感染症は完全になくなることはなく、今後も続くことになるでしょう。その先には更なる第8波の流行も危ぶまれています。それとは別に今年は昨年度見られなかったインフルエンザの流行が起こる可能性があります。今年の夏にはオーストラリアなど南半球でインフルエンザの流行が見られました。もしインフルエンザが流行すれば、症状が似ている新型コロナウイルス感染と紛らわしいことになります。予防のためにはインフルエンザワクチンの接種が大切です。令和4年度の神戸市インフルエンザ予防接種は令和4年10月1日から令和5年1月31日までの期間で行われます。接種ワクチンは昨年同様A型B型合わせた4価のワクチンになります。
オミクロン株による新型コロナウイルス感染第7波は全国的に終息しつつありますが、恐らく完全に収まることはなく、今後は第8波の流行も危惧されています。 その対策として9月末からはオミクロンBA.1株配合2価コロナワクチンの接種が始まっています。接種出来るのは3回目以降の12歳以上の方です。18歳まではファイザー社のワクチンになります。1回目、2回目接種の方は従来型の1価コロナワクチンしか接種出来ませんので注意して下さい。
それとは別に、秋から冬のこの季節は新型コロナウイルス感染症ばかりでなく季節性インフルエンザの流行も考えておかねばなりません。昨年度は幸いインフルエンザの流行はありませんでしたが、今年度に関しては流行が起こる可能性は十分あると思います。今年の夏にはオーストラリアなど南半球で季節性インフルエンザの流行が見られました。北半球の日本も秋から冬は季節性インフルエンザの流行が起こるかも知れません。症状的にはインフルエンザも新型コロナウイルス感染も似ているため、症状だけでの診断は困難になります。その危険性を出来るだけ減らすためにも、インフルエンザ予防接種を受けることが勧められます。
令和4年度における神戸市インフルエンザ予防接種は令和4年10月1日から令和5年1月31日まで行われます。コロナ対策でマスクの着用、手洗い、アルコール消毒の励行、3密の回避などが続けられていますので、インフルエンザも以前よりは流行しづらいとは思いますが、出来るだけワクチンで予防していく方が安全と思います。
本年度のインフルエンザワクチンは、例年通りA型H1N1、A型H3N2、B型2種(山形系、ビクトリア系)の4種類のウイルスからなる4価の混合ワクチンです。
神戸市行政措置インフルエンザ予防接種
接種対象者 | 神戸市に住民登録のある6ヶ月〜64歳の者
※6カ月以上1歳未満の小児に関しては、神戸市は効果の問題で積極的勧奨は行っていません。 | ||||
助成対象者 | 満1歳〜12歳の小児 | ||||
助成のない対象者 | 6ヶ月〜1歳未満の乳児、13歳以上の小児・成人 | ||||
接種時期 | 令和4年10月1日 〜 令和5年1月31日 | ||||
接種回数 | ー6ヶ月〜12歳の小児 2回の皮下接種 ー13歳以上の小児・成人 1回の皮下接種 <2回の接種は下記の間隔で行う>
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接種量 |
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当院での接種費用 | 1回目
※本年度は1歳〜12歳の小児で、多子世帯(18歳未満の児童が2人以上いる世帯)の場合は、2回目接種も2,000円の助成があります。母子手帳、健康保険証等での確認が必要です。 |
インフルエンザは発症すれば、合併症としての熱性ケイレンや脳炎・脳症のように非常に危険な状態になることがあります。新型コロナウイルス感染が続いている中では、インフルエンザの感染は更にリスクを高めることになります。症状的に正確な鑑別は難しいため、インフルエンザが流行すれば新型コロナウイルスの検査もせざるを得ず、その対応は極めて難しくなるでしょう。そのためにも予防としてのワクチン接種は意味のあるものと思います。他のワクチンに比べインフルエンザワクチンの効果は必ずしも十分とは言えませんが、個人の予防ばかりでなく社会的な流行を防ぐという面でも有効なものと思います。また、インフルエンザワクチンだけでなく、小児の対象者は新型コロナワクチンも接種することをお勧めします。副反応のリスクより発症予防効果、重症化予防効果が優れていると考えられているからです。 当院では、土曜日の午後にオミクロンBA.1株配合2価コロナワクチン、従来型1価コロナワクチン、小児コロナワクチンの接種を実施しています。ご希望の方は当院受付までご連絡下さい。
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