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インフルエンザの流行が始まっています

本年度のインフルエンザの流行が例年より2ヶ月近く早く始まりました。
大流行の恐れがありますので、感染には十分注意しましょう。

本年度のインフルエンザの流行が例年より2ヶ月近く早く始まりました。
11月中旬頃から天気が急に冷え込んだためか、全国的に
インフルエンザの流行の兆しが広がっています。
特に、北海道、岡山、沖縄、長野、神奈川などでの流行が報告され、
神戸市でも西区、垂水区、東灘区、灘区などで患者の発症が目立っています。
定点医療機関での患者発症率が1.0を越え、流行の危険域に入ったと言われています。
それに伴い学級閉鎖の報告も相次いでおり、すでに神戸市では
10校以上の学校に見られています。



マスコミでも報道されているように、このような例年より
2ヶ月も早いインフルエンザの流行は極めて異例なことのようです。
現在、流行しているインフルエンザは、Aソ連型(H1)というタイプで、
最近ではあまり流行したことはありませんでした。

今までは大体A香港型(H3)かB型の流行でしたので、日本全体として
Aソ連型に対する免疫が低下していることが一つの原因と考えられています。
急激な気温の変化や久し振りの流行株の出現が、
このような早期の流行に繋がっているようです。

インフルエンザの流行は、始まってから5〜6週でピークになると言われています。
今までの流行地域から周りの地域に広がる危険性は、12月のような慌ただしい時期には
子供が集まる機会も多いので、特に強くなると思われます。

現行のインフルエンザワクチンには、A香港型、Aソ連型、B型の3種が含まれています。
ワクチンとしての予防効果はそれ程高くはありませんが、学校・幼稚園・保育所などのような
集団生活をしている場合は、感染の危険も高いため接種しておく方が無難と思います。


ワクチンをしても抗体が出来るまでに最低でも2週間程かかるため、
流行期に入っている場合は早く接種する方がよいでしょう。
また、Aソ連型が治まっても、まだA香港型やB型は残っています。
年末が過ぎ年が明ければ、これらの別なインフルエンザが再び流行る可能性があります。

インフルエンザに罹らないためには、これからの時期はますます寒くなる訳ですから、
手洗い、うがい、マスクなどの予防がとても大切となります。



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