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							日本脳炎ワクチン未接種者に接種が出来ることになりました
						 
						 旧日本脳炎ワクチンは、副作用の問題が
  あるということで接種が控えられることに
  なりましたが、新しい日本脳炎ワクチンが
  開発され平成21年より使用出来るようになりました。
  平成22年9月からは日本脳炎ワクチン未接種者に
  対しても、救済措置として接種することが
  出来るようになりました。 
						
 
 
  
 
  
 
 
  
 
 
   日本脳炎は日本脳炎ウイルスに感染した1000人に1人が発症し、
  そのうち15%程度が死亡すると言われています。
  以前より小児に対するワクチンの予防が行われていて、
  発症は非常に少なくなっているのですが、
  今でも日本では年に数人は発症しています。
 
  感染はブタなどを介してコガタアカイエカなどの蚊によって起こり、
  ウイルスは西日本を中心にその存在が認められています。
 
  予防として定期接種が行われてきたのですが、
  旧日本脳炎ワクチンはマウス脳を使用して作られていたため、
  副作用としてADEM(急性散在性脳脊髄炎)が起こる可能性があると言われてきました。
 
  その結果、厚生労働省が平成17年5月に旧日本脳炎ワクチン接種の
  勧奨を控えるよう通達を出したために、接種者が激減してしまいました。
  この5年間では小児の発症が多少増加したと言われています。
  その後、マウス脳を使用しないアフリカミドリザル腎臓由来のVero細胞を用いた
  乾燥培養細胞による新しい日本脳炎ワクチンが開発され、
  平成21年7月よりその接種が認められることになりました。
  ただ、接種の対象者は1期の小児のみで、2期の対象者は接種出来ず、
  1期の期間を過ぎてしまった小児も接種出来ませんでした。
 
 
 
 
   今回、平成22年9月から新日本脳炎ワクチンは1期のみならず
  2期の小児にも接種が認められ、
  また7才半を過ぎた1期の未接種者に対しても未接種分だけ
  2期の期間内(9才〜12才)に接種が認められることになりました。
 
  ・	1期1回接種済の小児  残り2回接種
  ・	1期2回接種済の小児  残り1回接種
  ・	1期全く未接種の小児  残り3回接種
 
   ただ、この救済措置はあくまでも2期の期間内のみで、
  1期と2期の間(7才半〜9才未満)では定期接種と認められず、
  この期間に接種すれば任意接種となり接種費用がかかることになります。
  また13才を過ぎた小児も定期接種の対象外になっています。
 
 
 
 
   平成17年からの接種勧奨中止であったために、
  今ではかなりの小児が日本脳炎ワクチン1期未接種となっています。
  ワクチン未接種であれば、当然日本脳炎罹患の危険も増える訳ですから、
  冬季は別としても蚊の出現する初夏までには未接種の
  小児は新日本脳炎ワクチンの接種を勧めます。
 
  特に7才半や13才間近の小児は、季節に関わりなく期間内に
  接種することをお勧めします。
 
  接種を希望される場合は、予約電話、Webで予約して下さい。
 
 
 
 
  
						
						
						
						
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