プラセンタ治療
当院では、プラセンタ治療を行っています。プラセンタは「赤ちゃんからの贈りもの」とも呼ばれ、体の内側から自然な若々しさと健康を引き出す治療です。美容や健康をトータルに整えたい方におすすめです。
プラセンタは、美容や病気の治療において有効性が確認されており、期待できる効果や副作用について正しく理解した上で、安心して治療や施術を受けることが大切です。
プラセンタとは
プラセンタ(Placenta)は「胎盤」を意味する言葉です。
胎盤は人だけでなく、馬・牛・豚など多くの哺乳動物の出産時に形成され、胎児に酸素や栄養を届け、胎児が健康に成長するために欠かせない器官です。
出産後に自然に排出された胎盤を適切に加工したものが、プラセンタ治療に使われています。
市販プラセンタと医療用プラセンタの違い
市販のプラセンタは、馬・羊・豚などの動物由来や植物由来のものが中心です。一方、医療用プラセンタはヒト由来で、医療用医薬品として厳格に管理されています。ヒト由来のプラセンタは、より高い効果が期待できるため、医療機関でのみ使用されます。
医療用プラセンタの種類
厚生労働省認可の医療用プラセンタには以下があります。当院ではメルスモンを使用しています。
メルスモン
婦人科系疾患向け。注射時の痛みを軽減する添加物(ベンジルアルコール)が配合。
ラエンネック
慢性肝疾患向け。添加物なしで胎盤と臍帯を原料としています。
美容目的であればどちらも効果が期待できますが、当院では婦人科系疾患に使用できるメルスモンのみを取り扱っています。
メルスモン治療の方法
接種方法
皮下注射で行います。脂肪の多い柔らかい皮膚に注射するため、痛みは比較的少なめです。
治療スケジュール
週1〜2回、1回1〜2アンプルが一般的です。
保険適用の場合は1回1アンプルまでとなります。
費用(目安)
保険診療(1回1アンプル):約550円
自費診療(1回2アンプル以上):1アンプル1,100円〜
注射1回で効果を感じる方も多く、継続することで安定した改善が期待できます。
Effect of treatment
治療の効果
美容面
肌荒れの改善/シミ・シワ・たるみの軽減/美白効果
内臓疾患
脂肪肝の改善・予防/肝硬変・肝炎の症状緩和
アレルギー疾患
アレルギー性鼻炎/アトピー性皮膚炎の症状緩和
婦人科系症状
更年期障害の症状緩和/生理痛や生理不順の改善
整形外科系
関節痛・腰痛・肩こりの緩和
美容面
肌荒れの改善/シミ・シワ・たるみの軽減/美白効果
内臓疾患
脂肪肝の改善・予防/肝硬変・肝炎の症状緩和
アレルギー疾患
アレルギー性鼻炎/アトピー性皮膚炎の症状緩和
婦人科系症状
更年期障害の症状緩和/生理痛や生理不順の改善
整形外科系
関節痛・腰痛・肩こりの緩和
その他、免疫力向上、活性酸素の除去、疲労回復、自律神経の安定、滋養強壮なども期待できます。
main ingredient
プラセンタに含まれる主な成分
プラセンタ(胎盤)には以下のような栄養や成分が豊富に含まれています。
- 細胞成長因子(グロースファクター)
- アミノ酸
- ミネラル
- ビタミン
- たんぱく質
- 酵素
- 活性ペプチド
- 核酸 など
これらの成分は胎児の成長だけでなく、さまざまな症状や病気の改善にも役立つと考えられています。
Price
料金
| 保険診療(1回1アンプル) | 約550円 |
|---|---|
| 自費診療(1回2アンプル以上) | 1アンプル1,100円〜 |
保険適用となる病気
プラセンタ治療は以下の病気に対して保険が適用されます。
- 更年期障害(45〜59歳)
- 乳汁分泌不全
- 慢性肝疾患による肝機能障害
これ以外の症状や美容目的での治療は自由診療となります。
Precaution
治療についての注意
プラセンタは1956年に厚生労働省に認可され、安全性の高い治療として知られています。
主な副作用やリスク
- 注射部位の赤みや内出血
- アレルギー反応(異常タンパクアレルギー、ビタミンアレルギー)リスク
- ヒト由来原料のため、理論上変異型クロイツフェルト・ヤコブ病のリスクがありますが、これまで発生例はありません。
安全性の確保
- 原料は国内で分娩された健康な女性の胎盤のみを使用
- 感染症検査や高圧蒸気滅菌など厳格な処理を実施
- 安心して治療を受けられるよう、製造段階から安全管理が徹底されています。
