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わだ小児科クリニック:クリニック通信

【インフルエンザが流行り始めています。】

 昨年12月からインフルエンザの発症が認められるようになっていましたが、今後次第に広がっていくと考えられます。

平成17年の年末は、12月に神戸市西区、垂水区にインフルエンザが少しずつ発病し始めました。最初はどちらかというと成人や年長児が多く、幼児にはまだあまり発症が見られませんでした。その後、次第に須磨区の方でも患者がみられるようになり、保育園などでも集団発生が起こりました。特に強い寒波になった12月中旬から下旬は、寒さの影響もあってか発症が増え、一部の小学校では学級閉鎖にもなりました。正月休みのために一時流行は治まるかも知れませんが、正月明けから再び流行が始まるかも知れません。ウイルスの型としては、今流行しているのはA型で、まだB型はみられていません。昨年のような大流行は今年はないかも知れませんが、今後とも注意は必要です。うがいや手洗いを中心とした予防を心がけて下さい。 昨年来、高病原性トリインフルエンザからの新型インフルエンザ出現の危険性が危惧されています。高病原性トリインフルエンザによるトリからヒトへの感染は、2005年11月までにタイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアを中心に132人が発症し、68人が死亡しています。しかし、まだヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザへの変化は認められていません。もしそれが起これば、今のところ全く予防法はない訳ですから、世界中で蔓延し多くの死者が出ると考えられ、多くの国でその対策を進めています。日本の厚生労働省でも、抗インフルエンザ薬であるタミフルやリレンザの備蓄や、ワクチンの開発を含めた新型インフルエンザに対する行動計画をまとめています。その行動計画では、日本の現状はフェーズ3A「海外において、ヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認されているが、ヒトからヒトへの感染は基本的にない」の段階とされています。 更に、最近抗インフルエンザ薬であるタミフルの副作用が問題になっています。日本において、タミフル服用の16才以下の小児13人(治験時1名)が死亡したとするものです。ただ、これに関しては、薬品の評価に厳しいFDA(米国食品医薬品局)が 昨年11月18日に因果関係を判断するのは難しいとして否定的な見解を出しています。しかし、タミフルには副作用として、胃腸症状、ショック、精神・神経症状などがあるのは分かっている訳ですから、その使用に際しては十分な注意を払う必要があると思います。

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