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【 熱中症に気をつけましょう】

 9月になったとはいえ、まだまだ暑い日は続きますので熱中症には注意が必要です。 特に、小児は成人に較べ熱に対する抵抗力が弱いので、暑い日中に外出したり運動する時は、 十分に気を付けて下さい。

 熱中症は熱射病とも言われ、高温の環境下で様々な身体上の異常が引き起こされるもので、 以下の熱痙攣、熱失神、熱疲労、熱卒中の4つ病態に分けられます。

1. 【熱痙攣】は最も一般的な熱障害の形で、こむらがえりに代表されるような筋肉のけいれんがみられ るものです。高温下での過度の運動などのために、脱水や電解質の喪失によって、一部の筋肉のけいれんが 起こるのです。これらは水分や電解質の補充と共に、緩やかな筋肉のストレッチで改善することが出来ます。

2. 【熱失神】は長時間の運動などで脱水気味になり、同時に血管の収縮力が低下するために低血圧気味になってふらついて しまうものです。治療としては、身体を横にして冷やし、水分を十分に補充することが必要です。

3. 【熱疲労】は体温の上昇(37℃〜39℃)と共に倦怠感、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、脱力などを起こ すもので、時には意識を失うこともありますが、症状的には中等症にあたります。この状態では、早急に冷所に移動して身体を 冷やし、点滴などの治療が必要です。

4. 【【熱卒中】は熱障害の中で最も重症な病態で、40℃を越える体温と共に意識障害が起こっている状態を 言います。手当が遅れると死亡する危険性も高いため、極めて緊急の治療が必要とされます。多量の発汗や過度の 運動以外にも、抵抗力の弱い乳幼児や老人は炎天下に長時間いるだけでも発病することもあります。治療は呼吸や 循環を確保した上で、早急の身体の冷却や大量の輸液治療を行います。

【 熱中症の予防 】には、直射日光を避け出来るだけ体温を上げないような対策や、発汗で失われる水分や 電解質を十分に補充することが大切です。同時に、無理な運動を控えたり、休憩も十分にとるような配慮も 必要となります。日頃からの食事の不摂生や寝不足などは、悪化させる原因となるので気を付けましょう。 そして、もし熱中症を疑わせる症状に気付いたら、無理をせずに出来るだけ早く治療をして下さい。

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