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みずいぼ(伝染性軟属腫)の話

みずいぼ(伝染性軟属腫)は乳幼児によく見られる皮膚に小さなブツブツが出来る病気ですが、悪い病気ではないため、その治療には色々な考え方があります。



みずいぼ(伝染性軟属腫)は皮膚に小さな丘疹(ブツブツ)が出来る、
乳幼児によく見られる病気です。
通常、表面は平滑で痛みも痒みもなく、大きさは1〜3mm程度のもので、
顔面、体幹、四肢などに散在性にみられます。
時には局所的に集まって見られることもあります。

原因は、伝染性軟属腫ウイルスが皮膚に侵入して起こるウイルス感染ですが、その感染力はそれ程強くありません。
発症は接触によって起こったり、あるいは自家播種といって自分の中で広がることが多いようです。
特に、皮膚に傷があるような乾燥肌の小児は発症し易くなります。
病変部は表皮下の細胞の肥大化のために、粒のように隆起し、その部分にウイルスが存在します。






伝染性軟属腫に対しては、多くの治療法が提唱されていますが、主なものとしては以下の4つの考え方があります。



1. ピンセットや鉗子での摘除


みずいぼは外見上は粒のように盛り上がった固まりですから、その内容物を摘除すればその部分は改善します。それをピンセットや鉗子で直接行うのがこの方法です。摘除に際してはどうしても痛みがありますので、施行前に局所麻酔剤で痛み止めの処置をすることもあります。しかし、痛みは完全には消せませんので、数が少なければいいですが、あまり数が多いとこの方法は難しくなります。


2. 硝酸銀ペースト法

これは40%硝酸銀溶液と小麦粉を練ったものを、楊枝などでみずいぼの頂点に塗り、しばらく放置してから拭き取るという方法で、皮膚が黒く変色しますがみずいぼは消退していきます。硝酸銀塗布は皮膚の黒色化と共に痛みを伴いますので、この方法も処置前に局所麻酔剤の塗布が必要です。しかし、痛みを完全に無くすことは難しいようです。


3. サリチル酸絆創膏の貼付

これは皮膚を軟化させるサリチル酸の付いた絆創膏をみずいぼの上に貼り、その上からテープで密着固定する方法です。1〜2日貼付することで、みずいぼの表面を軟化させ、テープを剥がす時に同時に内容物も剥ぎ取ることになります。この方法は痛くありませんので、痛みを嫌う場合は試みてよいと思います。


4. 処置をせず放置する

みずいぼはウイルスによる疾患ですから、半年から1年の経過で免疫的効果により自然消退することがよくみられます。みずいぼ自体は悪いものでなく、伝染性もそれ程ありませんので、外見上気にならなければ放置して治癒を待つというのがこの考え方の基本です。



現在、みずいぼに対し保育所、幼稚園、学校などで時に規制がかけられることがあります。しかし、この病気は本来良性のものですから、一般的には日常生活の制限はプールを含め必要ありません。治療するにしても、あくまでも医学的に治療が必要なのではなく、外見上や社会生活上の適応に依っていると考えて下さい。



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