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MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)を確実にして下さい。

MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)の中学生、
高校生への2回目の接種は平成20年4月より5年間の期限で始まりました。

今は1歳以上2歳未満での1回目に加え、2期(小学校入学1年前)、
3期(中学1年)、4期(高校3年)のいずれかで2回目の定期接種を行うことになっています。

ただこの措置は平成24年度が最終で、
それ以降は1期と2期のみの2回接種になります。




 以前、中学生以上の高校生、大学生を中心とした成人麻疹の流行が大きな社会問題になったことがありました。また、妊婦が風疹になることでその出生児に先天性風疹症候群としての障害が起こることも問題になっていました。

その原因は、一つは1歳以後に行っていた麻疹単抗原ワクチンや風疹単抗原ワクチンの接種が徹底されず未接種者が多かったためです。もう一つは1回のみの接種であったので発症予防のための十分な抗体が出来ないことがあるためです。これを一次性ワクチン不全といいます。同様に最初は十分な抗体があっても、長い時間の経過の中で抗体が低下をしてきて予防出来なくなることもあります。これを二次性ワクチン不全といいます。

この解決のために、平成18年4月よりMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)の2回接種が始まりました。1期(1歳児)、2期(小学校入学1年前)の2回接種をすることで抗体産生を高め、十分効果が期待出来るようになりました。しかし、すでに小学校以上の学童はその対象ではなかったために、平成20年4月から5年間の期限付きで3期(中学1年)、4期(高校3年)の定期接種を行うこととなりました。これにより全ての小児に2回接種が出来ることになりました。






定期接種は行政の補助による予防接種ですので費用はかからず無料です。ところが、現実には1期は行っても2期、3期、4期のMRワクチンの接種率がなかなか上がらないのが問題になっています。麻疹も風疹も2回の予防接種をすれば罹患することは殆ど無くなります。麻疹や風疹は感染力が強いため、一旦罹患すれば周りの多くの人に感染を広げ、更に流行を大きくしてしまいます。麻疹や風疹のような流行を起こしやすい伝染病は、自分さえ罹患しなければそれでいいというのではなく、社会全体に流行を起こさないことが大切です。全員が予防接種をすれば、流行が起こることは確実になくなり、危険な合併症になることも殆ど無くすことが出来るのです。


MRワクチンは1期から4期まで接種期間が決まっています。1期は1歳以上2歳未満、2期は小学校入学前の1年間、3期は中学1年生、4期は高校3年生ですが、2期、3期、4期とも期限は年度末の3月末までです。この期間に接種しないと任意接種として自費扱いになり、9000円の費用がかかります。2期、3期、4期は3月末が期限ですから、就学1年前の小児、中学1年生、高校3年生でMRワクチン未接種の人は必ず3月末までに予防接種をして下さい。


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